新穂高ロープウェイAlpScape展望台(標高2,156m)から望む、雪をいただいた北アルプスの絶景
旅 の 記 録

奥飛騨温泉
「深山荘」
最後の滞在記録

バリーちゃん、もう一度一緒に来たよ

2026年4月 | 日月 2泊の旅

奥飛騨温泉 深山荘は、2026年5月末をもって約50年の歴史に幕を閉じます。

CHAPTER 01

はじまりFacebookの通知から

2026年2月、一通の通知が旅の始まりとなった。

今回は今年の2月ぐらいにFacebookの通知を見て、以前の会社の知り合いの方が、奥飛騨の素晴らしい露天風呂がある旅館が2026年5月末で営業を終了するというお知らせと、ゆっくり温泉に浸かっている雪見風呂の写真を載っけてくれてました。

この旅館は私も何度も訪れさせていただいており、なんとなくなくなる前にもう一度行きたいなぁと少し思っていました。お金も時間もかかりますし、すぐには行く気持ちにはなれなかったのですが、やはり愛犬のバリーちゃんと雪見風呂に行った記憶が蘇り、何とかバリちゃんの写真を持ってもう一度だけ見せてあげたいなと思うようになりました。そうなったら多分人気の宿なのでほとんどこんな状況では予約が取れないと思い、早めに電話をしようと思って、2月の後半ぐらいに行こうと考えました。しかし雪の多いところなので、雪道を走るにはチェーンを巻くしかないが、あまり長距離走るわけにはいかないから、雪見風呂とは行かなくても山には必ず雪が積もっていて雪景色が見れるので、そういう意味では全くチェーンをつけなくても良い4月位になってから行こうかなと考えて予約の電話を入れました。

土日を外せば予約ができると思い、「4月のいつでもいいので予約ができる日にちを教えてください」とお願いしたところ、4月の12日からだったらオッケーということなので、私は3泊ぐらいしようと思ったんだけど、火曜日以降休みらしいので、日曜日と月曜日の2泊泊まらせていただくことで予約しました。しかしながら現在はもう食事は提供していなくて素泊まりのみらしいのですが、まぁそれでも値段が10,000円を切る位だったら仕方がないかなぁと思っていたところ9000円位だったので、とりあえず予約だけ入れてしまおうと思い予約を入れました。最悪キャンセルができる何日か前までにキャンセルすればいいなと思ってこんな感じで予約をしていたんですが、ようやく直前になって前後のスケジュールに何をするかも決めないといけないので本格的な予定を組みました。

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CHAPTER 02

1日目新穂高ロープウェイの絶景

快晴の日曜日。展望台から見た景色は、生涯忘れられないものになった。

1番困るのは天気なんですがありがたいことに日曜日は晴れ、土曜日は晴れ時々曇り、月曜日は晴れ時々曇りでした。日曜日は快晴で、スーパーで買い物をして9000円位かかったからすごく買い過ぎちゃったんだけど、まぁそれでも食事がないので1番楽しめるものを探してすき焼きがあったからすき焼きを買ってきました。

あまりに良い天気だったので先に新穂高ロープウェイで上まで上がろうと思い、本来なら午前中はくっきり見えるけれども、午後からは雲がかかってくるのが山の天気の普通なんですけども、この日は3時ちょっと前でも快晴だったので行ってきました。ロープウェーも乗れない事は無いですが、それなりに混んでました。でも展望台からの景色は過去1の素晴らしい雲1つない天気で、一面山に雪が積もっておりすごくきれいでした。

新穂高ロープウェイAlpScape展望台(標高2,156m)からの絶景。快晴の青空と雪山

新穂高ロープウェイ AlpScape展望台(標高2,156m)— 雲ひとつない快晴の北アルプス

3時半ごろ今回の宿「深山荘」に着き露天風呂を楽しみにしていたんですが、日帰り客も含めてものすごい人数だったんで、こういう時は全く露天風呂の雰囲気は味わうことができないので諦めました。宿の女将さんに聞くと、日帰りは11時から20時までらしくって、今日明るいうちは無理だなと。明日午前中は宿泊客だけなので静かに入れると思い明日に入るようにしました。

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CHAPTER 03

バリーちゃん、一緒に来たよ

写真の中のバリーちゃんと、もう一度 ─ 夜の露天風呂へ。

ご覧の写真のようにバリちゃんと一緒にゆっくり露天風呂を楽しむことができました。夜の10時位にも目が覚めたので、熱燗を持っていきましたが、おかげさまで誰もいなかったのでゆっくり雪見酒を楽しむことができました。バリーちゃんありがとうございます。

露天風呂の岩場に置いたバリーちゃんの写真と、雪見酒

岩の上にそっと置いたバリーちゃんの写真。夜の露天風呂で、もう一度一緒に。

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CHAPTER 04

2日目懐かしの貸切露天風呂跡

使われなくなった小屋の前に立つ。時間の流れをしみじみと感じながら。

翌日、昔バリちゃんと言ってた貸切露天風呂を訪ねてみました。写真のようにまだ小屋は残っていて湯船も空っぽでしたが懐かしさがありました。壁が壊れてホースがほったらかしにしてある、こういう使われなくなったものの後の景色はなんとなく寂しげですね。今のこの奥飛騨深山荘も店を閉めるとこんな感じで廃れていくのかなあと言う気持ちもありますが、長い間ありがとうございましたと心から感謝しています。

使われなくなった貸切露天風呂の小屋

壁が崩れかけた貸切露天風呂の小屋。懐かしさと寂しさが入り混じる景色。

何人もの方々が様々な思いを込めてこの旅館に訪れたと思いますが、この大自然と山の高さと、そばを流れる荒々しい清流と大きな露天風呂、これにどれだけの人の心が癒されたんだろうなぁと振り返っております。

女将さんの話では約50年位続けてきたのですが、裏の谷川がそろそろ崩壊するような状態になっていたので、これ以上営業するのはもしもの時にお客様にも迷惑をかけると言うことで、営業を終了することに至ったそうです。

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CHAPTER 05

栃尾温泉けんけんのホルモン焼き

月曜の昼、ふらりと立ち寄った小さな食堂で、子供の頃の味に出会った。

今回は最後に1泊でなく2泊させていただいて充分楽しませていただきました。それから月曜日は何もやることがなかったので、昼の食事と夕方の食材だけを買いに行きたくて栃尾温泉まで行きましたが、ホルモン焼きの「けんけん」と言う店があって食べましたが、私を含めお客さん2人だけでしたが最高のホルモン焼きでした。

昔子供の頃家で食べていたような味でした。懐かしさを感じます。女将さんもなかなかお客の数も少ないので大変そうに思いましたが、玄関の前には看板娘のワンちゃんがいました。よくがんばってお店番をしてるようでした。

栃尾温泉けんけんのホルモン焼き定食

栃尾温泉「けんけん」のホルモン焼き。子供の頃の味を思い出した。

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EPILOGUE

おわりに桜と、ありがとう

それから時間があったので喫茶店を探していましたが、ちょうど良い場所があって、300円のコーヒーだけ払えばいつまでも勉強できると言うところがあったので仕事をするのに最適でした。これまた良い運が回ってきましたね。

それから京都は桜が終わってましたが、ここは今が満開でほんとにきれいで、来てほんとによかったと思いました。バリちゃんありがとうございました。

「約50年、ありがとうございました。」

奥飛騨温泉 深山荘 ─ 2026年5月末 営業終了